発音学習

4後天性の耳自体の能力差を補う

 

・日本人と欧米人の耳は違う!?

 前のStepの英語が聞き分けられる耳を手に入れるという課題に付随して、ひとつ知っておきたいことがある。それは日本人の耳が英語を聞き取りにくい理由だ。あなたは自分が英語を聞き取れないのは英語が自分にとって新しい言語だからしょうがないと思っているだろうか?確かにそれも聞き取れない大きな要因ではある。しかしそれ以外にも、外国人と私たち日本人の耳自体の能力差が決定的な要因になっているのだ。

 

・日本語と英語の音構造の違い

 その前にまずは日本語音と英語音の違いについて説明する。私たちが生まれてから今まで耳にしてきたほぼ全ての日本語音には、母音が含まれている。なぜなら、日本語の50音表は『ん』を除き全てが『あいうえお』の5段から成り立っている。だからどの音も必ず母音と子音の組み合わせなのだ。(『か』は子音『k』と母音『a』の組みあわせ)それに伴って全てが有声音という特徴もある。それに対して英語はどうか?英語には子音だけの音や無声音が非常に沢山ある。前のスッテップでこの違いを理解していない日本人は英語の子音音を母音音として認識・発音してしまうという話をしただろう?例えば『cat』を『cato』と認識・発音してしまう。『t』は無声の子音音であるのに、それが頭の中に入ってきたとたん『o』という母音を伴った『to』という有声音に変換されて理解されてしまう。まず日本人に欠けている耳能力のひとつがこれだ。耳から入った子音音を子音音として認識できない。頭で理論はわかっていても、日本語の母音環境で育ってきた耳がこの子音音を正確に子音音として認識するようになるのは容易ではない。

 

・英語子音に含まれる高周波

  そして最大の原因は、この子音音の周波数にある。これら英語の子音音には日本語を使いながら埋まれそだって来た日本人の耳には非常に聞き取りにくい高周波の音が含まれているのだ。そして英語という言語は最も周波数の高い言語のひとつといわれている。皆さんは実は犬はほとんど色彩を認識することはなく、においによって物事をかぎ分けているというのをご存知だろうか?犬の視覚は人間よりはるかに弱くその代わり嗅覚が非常に発達しているのだ。同じように真っ暗な夜の森に生息するふくろうは目で人間ほどものを認識しない代わりに聴覚が非常に優れている。人間が聞き取れないような高周波の音も聞き分け、それら音の振動の跳ねかえりでものを認識する。いるかが人間には聞き取れない声でお互いを呼び合うのも有名な話だろう。そして残念ながら、人間同士でも生まれ育った言語環境の差で耳の聞き取れる音の範囲に差が生まれるのだ。簡単に言うと、日本人は高周波を使わない日本語の中で育ってきたため、それら高周波音を含む子音を多用する英語音を聞き取り理解するには非常に不利な耳を持っているのだ。(ここでは便宜上『耳』とはいっているが、耳自体は単に音をキャッチする道具であって、キャッチされた音を実際に認識するのは『脳』なので注意。)私自身、英語以外にもいくつかの言語を学習してきた経験から言えることだが、例えば韓国語などは非常に聞き取りやすい。学習を始めた当初からリスニングに苦労することは一度もなかった。これも韓国語の周波数が日本語に限りなく近いからであろう。

 

・言語環境が生む後天性の能力差

  そして、この高周波音認識能力の差は、生まれ育った言語環境の違いのよって生じるといった。ということはこの能力差は後天性なのだ。それならば、日本人の私たちも英語環境の中に身をおいて長い間生活すれば完全に改善可能だろうか?答えはYESでもありNOでもある。確かに英語環境に長い間生活すれば少しずつ耳が高周波に慣れてくるだろう。しかし幼児期に形成されてしまった音認識能力を改善するには非常に長い時間を要する。それは日本人留学生が数年間の留学では完全に英語が聞き取れるようにはならない事実でわかるように、数年外国に留学したからといって完全に改善されることはない。そして果たして完全にネイティブレベルで高周波を認識できるようになるのにどれくらいかかるのかは全く見当もつかない。だからNOでもあると言った。

 

・高周波認知能力治療器

  しかし絶望的にならないでほしい。私たち日本人のこの高周波認識能力を短期間で改善する治療器とも言えるものが最近はいくつかあるのだ。これらの治療器では聞き取りにくい高周波音のみを強調して聞かせたり、左右の耳に入る音の種類や割合をコントロールして右脳に働きかけ、日本人の母音中心の音認識能力を壊してしまおうといったものだ。私自身アメリカの地に来て一年もたったころに、この言語音間の高周波の違いに気づき自分の耳を改善してしまった。そして今わかることは、この治療器で治療した後に、それ以前よりはるかにクリアーに英語音が聞き取れるようになったということだ。

 

・リスニング理解と高周波

  ただこの高周波認識能力の差が直接英語リスニングでの理解力の差にはならないのは明らかである。私たちがリスニングでいかに理解できるかは、耳から入った音を以下にして自分の知っている英語恩と結びつけその意味がわかるかということであり、聞こえる音の明度が多少ネイティブより落ちても、その理解力が落ちるということではない。これを日本語の簡単な例で説明すると、『わだぁしは英語がにぃがてだ』という多少不明瞭な音を耳が拾ったとしよう。私たちはこの音が耳を通して脳に入ってくる過程で『私は英語が苦手だ』というすでに知っている音に結び付けて変換できる。だからたとえ音自体が不明瞭でもその理解力には影響はないのだ。

 

・高周波治療のメリット

  このステップで自分の耳を治療するかどうかはよく考える必要がある。まず高周波認知能力の差は、理解力の差ではなく、音の明度の差であることをよく理解しよう。耳を治療したからといって突然リスニングができるようになるわけではない。そして英語音を多聴していけば、徐々にではあるが自然に改善されてくる能力であろう。だから、英語を浴びるように聴けばいつかは聞き取れるようになるという理論があるのもうなずける。ただ何度も繰り返すように、最初から多聴の道に入るのは非常に効率が悪いが。しかし今の時点で耳の能力を改善してしまえば、後のリスニング学習を大きくはかどらせるのは間違いない。多聴によって何年もかけて改善する能力が短期間で科学的に治療できるのだ。またはもう少しこのままの耳で英語リスニングを続けてみて、自分の耳が高周波の壁を認識してきたころに使用したら効果的かもしれない。もし現時点で英語学習を始めたばかりでありリスニングの困難を実感していないのであれば、耳を治療したところでその効果を感じることは難しいからである。いずれにせよ、このStepで知っておく必要がある理論だということで解説した。

/ 発音学習についてのコラム

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/ 発音学習のステップ

1  発音記号とその音・音の作り方を学ぶ
2  単語のスペルと発音の関係を学ぶ

 

3  アクセントのルールを学ぶ

 

4  日本語にない聞き分けにくい音を聞き分ける練習をする
4  後天性の耳自体の能力差を補う

 

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 英語発音に必要な口周りと体の筋肉を発達させる   

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 発達させた筋肉と発音理論で正しい音を出すことを追求する   

4  ネイティブ発音特有の音変化を学び自分でも発音する
4

 英語特有のリズム・イントネーションやアクセントを体に染み付ける 

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 応用トレーニング@

    音読

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 応用トレーニングA  

    アクティング(演技)

12  応用トレーニングB  

    歌を歌う

4  応用トレーニングC  

    リピーティング

12

 応用トレーニングD  

    シャドーイング

4  番外編 発音の音声学

 

 

 

 

関連学習Resources

 

k マジック・リスニング 

 この教材厳密には直接的な英語教材ではなく、日本人の高周波の音を聞き取れない耳を治療するものだとおもってもらいたい。 一日一時間周波数を操作した聴覚トレーニング用のCDを専用ヘッドホンで聞くことを12日間続けることで、高周波を聞き取れる耳を作ることができる。

 さらにもうひとつの特徴は、音の聞こえてくる方向を不規則にしている点。これはどういうことかというと、実は日本人にはもうひとつ英語聞き取りに不利な点がある。 それは日本語には常に母音を含む音しかないのにたいし(ローマ字表記すると全ての文字がa,i,u,e,oのどれかとの組み合わせとなる)、英語は子音中心の音素構成であるということだ。 そしてこの子音こそが高周波を含む日本人の聞き取りにくい音であるから、まさに二重苦となっている。日本人が英語の音を聴くときには子音音でも無意識に母音を付け足して認識してしまう癖がある。 例えばbedという音をbedoと認識してしまうといったことだ。実はこの子音認識に慣れていない日本人の日本語脳が英語リスニングの大きな壁のひとつになっている。 だから音の方向を不規則にしてその日本人の母音的予測を壊してしまおうということである。世の中にはお前の知らない音もあるんだぞ。というのを脳に知らしめるのだ。

 この高周波音域獲得と脳の自動母音形成の断ち切りを同時に12日間でやり遂げるのが本製品の役目である。12日間やり遂げたあとには、今まであいまいな音の連鎖にしか聞こえなかった部分が、 よりクリアーに正しい英語音として聞き取れるようになる。

 この学習法なんだかうそ臭いように思えるかもしれないが、その効果は確実である。 さまざまな実験データがその効果を物語っているし、テレビ・新聞・雑誌など多数のメディアから評価されている。言語学的にも正当な評価を受けているきわめて優れた逸材である。 これを使用しなくてもリスニング学習は進められるし長い目で見れば結果的には、使用したのと同じ耳を獲得することも可能だろう。 ただこれを使用することの最大の利点は、リスニング学習とその効果をを1〜2年分前送りできるということだ。 あなたがこれからのリスニング学習で獲得する1〜2年後の耳を12日間で手に入れられるわけだ。もちろん英語を理解する脳が魔法のように手に入るわけではない。 その理解の障害となる耳本来の音認識力を高められるということだ。

 

 

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