発音学習 |
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発音記号とその音・音の作り方を学ぶ
まず初めに学習しなければならないのが、発音記号とその音を学び、日本語音と英語音は違うということを明確に理解することだ。日本の中・高で英語教育を受けてきた人々のほとんどは発音についてほとんど教えられてこなかったため、この日本語音と英語音が根本的に違うということすら認識していない学習者が非常に多く見受けられる。また、英語音は違うということは知っていても、それら発音記号をひとつ残らず理解しているという学習者はきわめて少ないのだからなんとも残念である。日本の学校教育では発音を教えないことによって英語を日本語音(カタカナ)で捕らるのを促し、さらにひたすらテストのために英語を日本語に訳す練習をしようというのだからとんでもない的外れな英語教育である。それでも近年の英語学習業界(学校教育ではない)では発音の重要性がやっと認識されはじめ、それに関する学習書も次から次へと発刊されている。
英語学習者がまず初めにやらなくてはいけないことは、発音記号を学ぶことによって英語の音を知り、さらにそれらの音を自分で出す方法を知るということだ。発声方法を学習するときに注意する点は4つある。それは口の形、舌の位置、有声/無声音、さらに息を吐き出すか出さないかである。
まず口の形についてだが、外国人が英語を話すのを見ればわかるように、英語を話すときの口の形の変化は日本語とは比べ物にならないほど激しい。それらの形はもちろん日本語の『あいうえお』の5つの形とは全く異なっており、しっかり観察して学び、練習しなければ私たち日本人が自然に作れる形ではないだろう。にもかかわらず、日本語の『あいうえお』の5つの形で英語をしゃべってしまうのが日本人であるのだから、Japanglishなどと呼ばれてもしょうがない。正しい発音記号の音を知っていても、日本語の5つの口の形で英語を発音すると、間違いなく音の違いが曖昧になってしまう。だからまずは口の形を徹底的に練習して覚えたい。中には『U』や『R』音のように初めは少し恥ずかしいと思うような口の形もあるかもしれないが、英語を話すさいにはこの口の形ができないほうが不自然であるのだから、常に正しい口の形をしっかり意識して少し大げさくらいに発音しよう。
次に口の形と同じく英語の音を出すのに決定的な働きをするのが舌の位置である。私たちが日本語を話している限り舌の位置を意識することなどほぼないと思うが、英語では舌の位置で決まる音がほとんどだ。『th』が舌を外に出して発音したり、『t/d』は前歯の付け根でバウンドさせるだとか、カタカナ音では同じラのはずな『la』、『ra』の2音が舌の位置で全く違う2音に使い分けられることなどが有名だろう。この舌の位置と口の形が組み合わさって初めて正しい英語音が出せる口となる。
3つ目は有声音と無声音の違いである。実は英語には声を出さないで発音する音がいくつかある。日本語は全ての音が子音と母音の組み合わせであり、母音の『あいうえお』(『a,i,u,e,o』)はすべて有声音であるから、それらの組み合わせ(例えば『か』は子音『k』と母音『a』の組み合わせ)である『あ』から『ん』(『ん』は組み合わせの例外だが有声音『n』)まですべて有声音である。しかし英語には『t』のように声を出さずに息だけで出す音があるのだ。この概念を理解してない日本人は意外に多く日本語の有声母音の習慣から英語の無声音を有声音として認識・発音してしまう間違いは非常に多い。例えば『cat』を『cato』と最後に母音の『o』をつけて有声にして認識・発音してしまう例だ。過去形の『ed』の発音が『t(無声)』になるか『d(有声)』になるかはその直前の音が有声か無声かに依存するということはよくテストに出るだろう。日本語にはないこの有声・無声の概念をしっかり理解しておこう。
最後にして最大のポイント。英語音には息を吐き出して出す音と息を吐き出さないで出す音がある。正しい口の形・舌の位置・声の有無にこの息の吐き出しの有無が組み合わさってついに英語音が完成する。日本語音の『ずー』と英語音の『zoo』には決定的な違いがあるが、それがこの息の有無だ。『ず』息を吐き出しながら出す音であるが、『z』は吐き出さない。だからこれらを日本語的発音か、ほんとの英語音かを聞き分けるのは、息を感じることによって容易にできるのだ。このように発音するときにこの声の有無と息の有無を意識することはもちろん重要であるが、実はリスニングで正しい音を聞き取るときにも、この息を感じられるかどうかがキーポイントとなってくる。これは後の項で詳説することにして、とりあえず発音を学ぶさいのこの4つの重要点を抑えておこう。
最後に先ほど日本の英語学習業界において発音の重要性が認識され始めているといったが、それでもまだほとんどの日本人発音学習者はこのStep1で満足して発音学習をやめてしまう。発音記号と音の出し方を知っただけで、自分は英語っぽく発音できていると思い込んでしまうのだ。しかし、これだけでは、私たち日本人がネイティブのように正しい英語音を発音できるようにはならない。1音1音が正しく発音できるからといって、それが会話になったときに連続して正しい音を出しつづけられるわけではないし、ネイティブ会話の発音には特有の音変化(省略や連結等)が絡んでくる。さらには英語を発音するためには弱すぎる日本人の口周りや体の筋肉を鍛えることも課題となってくる。だからこのStep1で満足してしまうのではなく更なるStepを踏み発音トレーニングを続けていこう! |
英語学習おすすめ情報
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関連学習Resources
7種類の口の形と7種類の舌の形の組み合わせで、英語における全53発音をDVDと紙面を使って徹底的に説明したものだ。 よく発音の仕方を説明した教材では、”こんな感じで声を出す”といったような、あいまいな表現が多いのが特徴だが、この書籍は一味違う。ネイティブが英語をしゃべるときは全て7つの口の形と7つの舌の組み合わせで音を発しているので、その計14個の形を覚えれば、 全ての発音記号が発音できるようになるといった非常に明確な方法論を展開している。 またDVDに採用されているモデルも、日本人と同じ口の形を持つネイティブアメリカンなので、 根本的に違う口の形をした純アメリカ人から学ぶよりも、より日本人にわかりやすいく真似しやすい教材となっている。 数ある発音教材を見てもこれほど詳しく、わかりやすく口の形と発音の仕方を説明したものはそうないだろう。発音学習を始めるのにふさわしい一冊だ。 |
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日本の英語発音に対する姿勢
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